つくしの日記

趣味やら日常について思っていることを喋っている初心者です。

アイドルは結局「顔」?

私は職場でアイドル好きを公表しているタイプのオタクです。

こういうスタンスで生きていると、アイドル文化に触れたことのない知り合いに「推しの写真見せてよ」とか言われることがあるのですが、見せるとよく返される言葉ランキング第1位「ふーん、こういう顔が好きなんだ〜」なんですよね。

 


…。

 


…。

 

 

 

無理ーーーーーーーっ!!!(アドレナリン・ダメ/つばきファクトリー

 

 

 

というわけで、

今回は一般人の悪気のない「アイドルとオタクへの偏見」について喋ります。

 


上記のようなことが起こった時、まず我々は「オタクは推しの顔だけを好きなわけじゃないんだが!?!?」と思うんですよね。

でもその一方で、普段からすぐ「推しの顔がいい」「推しちゃん、顔が天才」と言っていることにも気付かされます。なぜか。答えは明白です。

 


そう。

そもそも一般人の定義する「顔」とオタクの定義する「顔」は全く異なるものなのです。

 


一般人にとっての「顔」とはそのまま造形(見た目)のこと。

 


一方、オタクにとっての「顔」とは概念なのです。造形はもちろん、その表情や目の強さから滲み出る推しのオーラ・プロ意識の高さ・佇まい・向上心・努力・泥臭さ・個性…それら全てを含めて「顔」なのです。


という内容をもっとオブラートに包んで拙いながらに説明するのですが、いつも反応はこんな感じ。

「ふーん。じゃあ顔だけだったらどんな人がタイプなの?」

「要するに性格派ってこと?」

「つくしちゃんの推しはあんまりイケメンじゃないよね」

 


うーん…全然理解してもらえてない…

 


女性アイドルの推しを異性に見せようもんなら「えー、つくしちゃんの方が推しちゃんより可愛いじゃん」と言われることもあります。

お世辞でも素直に喜ぶのが可愛い女の子なのは理解していますが、本当に全く嬉しくない気遣いです。

化粧しないオタクの顔の造形を褒めるために、努力して常に可愛いを更新し続けている推しを下げるなんて。オタク心理学検定10級落ちだと思います。

「顔の造形」だけになんの価値があるんだろう。アイドルが顔だけ営業だと思ってる時点で私とは価値観が合わない。説明する価値もない。というか理解する気がないのなら近寄ってこないでほしい…傷つく…

 

 

あなたの周りに、「あ、顔だけだったらですか?山田涼介くんですね〜」「たしかに私の推しは一般ウケするジャニ顔ではないですね〜」と笑顔で返してるオタクがいたら、もしかしたら罪悪感を感じながら無理して答えているかもしれません。私のように。

 


(他担から見ても山田くんは顔も性格も良い子だしアイドル性が神レベル。顔の造形だけを褒めるなんて山田くんと山田担にあまりにも失礼なのです。そして私の推しも顔だけで価値をつけられるほど安いアイドルではない。)

 


普段からもやもやしてました。

ここに書いたところで、一般人がアイドルという職業を「顔だけ」と無意識に下に見る感じも、オタクをただのイケメン愛好家だと悪意なく決めつける偏見もなくならないと思います。

 


しかしそれでも私は言い続けます。

 


「オタクがアイドルを顔の造形で選んでいると思うな。私達は顔から滲み出るアイドル性に惹かれるのである。

そしてやっぱり今日も、推しの『顔』が天才!!!」