ジャニ&ハロプロ比較(コンサート編)
「ハロプロのコンサートはもっとパフォーマンス以外にもこだわってくれたらなぁ…」
なんとなくこう呟くと、ハロプロ界隈の方から「だってジャニーズとは予算が違うから😅」と言われることがあります。
この言い方、なんかモヤッと来るんですよね…
そしてぼんやりと、理由はもっと根本的なところにあるのではないか?と思っていたので、少し考えを整理してみようと思います。
まず、両者はコンサートで「見せたいもの」が違うのではないでしょうか。
ジャニーズのコンサート
=「キラキラした夢の世界を見せる」
ハロプロのコンサート
=「グループとして輝いている姿を魅せる」
こう表現すると自分の言いたいことに少し近づくような気がします。
ジャニーズコンサートの良さはなんと言っても世界観を第一に置いているところです。
デビューしたグループであれば、基本的には音楽アルバムCDをリリースして、その収録曲をベースにしたツアーを年1回行います。
曲に合った細かい演出の凄さは言わずもがなで、NEWSの大掛かりなセットや嵐の可動式ステージ・フリフラ、KAT-TUNの炎(特効)、V6の変態照明、舞台作品ならお家芸とも言えるフライングなどそれぞれのグループに得意分野があるのが強みだと思います。
しかし、彼らの真に素晴らしい点はそれを実現する資金面ではありません。
演出面を出演者自らが深く関わってプロデュースしていることです。
個人・グループのメディア仕事があれだけある中で…本当にすごい。
これはJr.を見るようになってから実感したのですが、この事務所は10代の頃から「自分がお客さんにどんな夢を見てもらいたいか・ライブを通じて何を伝えたいかを考えさせる」教育をしています。
小さな会場の、大道具が使えないような場所でも、立ち位置や照明に工夫を凝らし、セトリに合った衣装を先輩のお下がりから選択します。
セトリ自体にもストーリー性や緩急をつけているし、見る人を飽きさせない工夫がたくさんあります。
曲自体を出演者が作って披露することも珍しくありません。
先輩の公演を観に行って積極的に教えを乞い、勉強している子もたくさんいます。
与えられたものの中で全力を尽くすというよりは、自分たちの演出も込みで、コンサートという夢の世界を「創作」しているんですね。
これに対してハロプロのコンサートは「披露」です。
まずグループごとの単独ツアーを春秋の年2回やるうえに、それとは別に夏と冬にハロコン(ハロプロ全体の合同ツアーで全国を回ります。
なので、オールシーズンいつでもなんらかのライブをしているんです。
歌とダンスと立ち位置覚えるだけでめっちゃ忙しい。
しかも、時にはリリイベをこなしながら1つのツアーにつき20曲以上を練習します。
特にハロコンの場合はいつもと違うメンバーと歌割りを担当したり、他グループの曲もやるので覚えることも多いだろうと察せられます…
つまり、本番までに歌・ダンス・フォーメーションの技術を極限まで高めることこそが彼女らのコンサート準備なのです。
よって、両者の大きな違いはコンサートにおいて「演出」と「パフォーマンス」のどちらを重視しているか、にあると思います。
ジャニーズは演者の自由度が高いし己のエンタメをやらせてもらえるが、責任は強い。
ハロプロは演者の自由度は低いが、見せたいパフォーマンスの追究に集中でき、責任は弱い。
どちらがいいのかはわかりません。
でもどちらも演者の努力ゆえのクオリティーを発揮しているし、紛れもなく他に負けない武器です。
冒頭の会話の中ではいかにも「ジャニーズのコンサートの方がいい」みたいな言い方をしてしまったのですが、
ハロプロは卒業加入制なので時期によっては新人を抱えながら(あるいは主力を失いながら)歌とダンスのクオリティをあげていくという困難があったり…
アルバムツアーでもないので曲の世界観が一致しづらく、「何かを伝える」セトリが作りづらかったり…
せっかくモデル仕事をしているメンバーがいても衣装のデザインに関わる時間もなかったり…
資金面以外の困難な状況の中で彼女らはパフォーマンスに全てを賭けてくれているし、それこそがハロプロのコンサートの醍醐味だと思っています。大好きです!
ただ、極端に言うとアップフロントにジャニーズと同じレベルのコンサート資金があったとしても、それを演出に回すかなぁ…と疑問に思っただけの話です。
整理して気づいたこととして、
私はあの時、「ジャニーズの演出がすごいのは金のおかげだ」と言われたように感じてモヤっとしたのかもしれません。
「ジャニーズのエンターテイメントへの熱を知らずに『金の恵みのせい』にしてんじゃねーよ!!!!!」て感じ。
ふぅ。やっとモヤモヤの正体がわかりました!
いつの日か、叶う事ならド派手な演出で輝くハロメンを見たいなぁ〜…
そう思いながらこの1ヶ月、仕事の繁忙期を過ごす私でした。
もしもケチ人間が推し活をやったら
「年間のオタ活でお金どれだけかかってるんですか?」と訊かれることがあります。
大体いつも「うーん…わからないです〜」と答えるのですが、お金がかかりすぎててわからないというよりも、単純に考えるのがめんどくさかっただけなので、今回しっかり考えてみることにしました。
以下は1グループにつき、年間多くてどれだけのお金がかかるかを概算で示したものです。
①シングル1500円×全形態(3形態)×3回=13500円
②アルバム3000円×全形態(2形態)=6000円
③ツアーグッズ15000円
④公式オフショ=計13000円
⑤ツアー1公演と交通費10000円
⑥ツアー円盤8000円×全形態(2形態)=16000円
⑦雑誌(PDW3誌)×12ヶ月=36000円
⑧FC会費4000円
⑨諸経費(舞台、個展、それに伴う遠征費など)50000円
結果
年間約180000円
ざっとこんなもんかなぁと思います。
ツアーのない年もあったし、発売物も必ずこの周期で出てるわけではないし、そもそもライブが当たらないグループもあるので本当に概算ですが…均等割りすると月15000円くらい。
しかも掛け持ちといっても現在はほぼSnowManとJr.だけ(+ハロプロのコンサート年2公演くらい?)でコロナ禍でもあるので、今の全グループ合計費用総額は年間20万円もいかないんじゃないでしょうか…。
そう。実は私は自分で言うのもアレですが、グループ掛け持ち社会人オタク史上最も財布の紐が固い人間の一人だと思っています。
嵐ファンをそれなりにやってきて培った力の一つが「潔く諦める」です。
具体的には「1名義で外れたらそれ以上求めない。」
客席が埋まった会場を推しに見てもらうことが目的なので、自分が参加できるかどうかはさほど重要ではないんです(もちろん参加できるに越したことはないですが)。
デビュー組であればいずれ円盤も出るし、応募自体も「ハズレがデフォ。当たったら奇跡」くらいの気持ちでいるととても楽です。
というかせっかく現場当たってもどうせ認知やレスを求めない地蔵なので在宅が自分に合ってるだけかもしれません…
したがって、転売はもちろん、多名義さんとは考えが合わないことが多いです。
もう一つ培った力には「本当に必要なものだけを購入する」が挙げられます。
例えば、映画はいずれ配信で見られそうだから基本的に行きません(すみません)…
ツアーグッズも毎年バッグとクリアファイルと変わり種のみと決めています。
昔は小遣い制度じゃなかったうえに家族の理解をあまり得られていなかったので、高校まではシングルもアルバムも買わず、CDはTSUTAYA様のレンタルにお世話になっていました。
アクスタも飾るところがないうえに普段家から出ないからいらん…
こういう背景で守銭奴オタクが誕生したわけです。
スノ担をやり始めてギャップを感じたのがまさにこのお金事情です。ここはとにかくすごく金をつかう人が多い。
デビュー時とかびっくりした。「積みすぎだろ!?」と思いました。積むのが正義、積まないのは悪だという雰囲気が確実にありましたね。
「ミリオンいきたい」「初をとらせてあげたい」のはわかる。でも1人が何枚も買った結果の記録に大きな魅力があるでしょうか?
太客が多いことを企業とかテレビ局にアピールはできると思いますが…
長く太い国民的なグループに成長するためには1人ずつ×100枚よりも1枚ずつ×100人買う方がグループの世間浸透への道としては良いのでは!?!?と当時悩んだものです…そしてその考えの根本は今も変わりません。
しかし、このスノ担達の『愛』のおかげかSnowManはみるみる成長を遂げ、その魅力を持ってして実力の売り上げを出せるようになってきました。
今やCDを気合いいれて積んでる人は数える程度しかいないのに売り上げは鰻登りですよね。
バラエティにドラマにモデルに…メンバー各々が活躍するフィールドを持てているからだと思います。入り口がいっぱいあるなぁ。
最近はティファニーに靴に物件と、スポンサーが高級商品を扱ってる場合が増えてきたので、消費者意識が高いファンが売上に貢献しようとして財布事情に困っているのも見るようになりました。
各々の応援スタイルがあっていいと思う前提で言いたいのですが、
自分の生活や気持ちを圧迫してまでやるオタ活ほどしんどいものはないです。
無理して身を削ってお金捻出してオタ活してると、(考えたくはないですが…)万が一推しに裏切られたと感じるようなことが起こった時に、それまでかけた愛は憎悪に変わります。大きければ大きいほど怖いのです。
なので、嵐担で声優や歌い手も通ってきたお姉さんとの約束だ!
どれだけ信用していても私達が見ているのは「表」。
誰にでも裏の心があるように、推しにも裏があることを想定して、お金を出すかどうかを自分が決める
オタクは夢を見させてもらうだけのように見えて、誰よりも現実をわかっておかないといけないのです。
なので、扶養下にある学生の皆さんは特に金銭面で無理しなくていいと思います。
社会人の中で余裕がある人があなたたちの分も買ってくれるから。自分を大事に!
推しにたくさんお金を使いたい学生さんは将来たくさん稼げるように進路を広げる方が近道だと思います。
自分で稼いだお金で買う重みは病みつきですよ〜!
そんな私はお金をあまり出さないかわりにこんなことを人よりもしています。
喋るより文章にするのが得意(INFJを地で行くオタク)なので、読者アンケートや番組出演時にお礼のメールを出す。
雑誌普通に買って切手代さえ払えば自分の声が直接届くってとても合理的なので好きです。
若い方や、金銭面で推し方に悩んでいる方は、とにかく無理しない!!を基本にして一緒に末永く楽しいオタ活をやりましょう!まだまだ先は長い!!✌️
恋愛するアイドルと夢見るオタク
アイドルは夢を売る職業だと言われますが、「夢」って具体的になんなんでしょうか?
人それぞれで違うと思いますが、私の夢はアイドルを「誰からも愛される人気者に育てること」です。
私にとっての推し活はいわば野菜栽培とかに近いのかもしれません…
・未熟だが向上心があってスキルが成長しそう
・高い実力があるのにも関わらず世間から広く認められていない
こういう子達を応援して、会場でキラキラ輝きながらたくさんのファンを笑顔にしている姿を見て「売れた!」と実感した時はこれ以上なく嬉しいです。
なので、その夢達成のリスクになるものには敏感な方だと思います。
おかげでいつのまにか意識高い系スキル厨の努力主義になってしまいました…
「歌の実力は?」「ダンスの実力は?」「ビジュアルは?」「個性は?」「運営や事務所は?」「今の方向性は万人受けする路線か?」「本人のやる気は?」「グループの事務所内での立ち位置は?」「売上は?」「再生回数は?」「素行は?」
特にアイドルの恋愛について述べることは本当に難しいですが、私の「夢」の定義に関連づけて立場をはっきりさせるとするならば「アイドルは、恋愛しないに越したことはない」と思っています。
結局、応援している人が納得できるかが大事なんですよ。
オタク界には私のようなプロデューサー気取りオタクと、疑似恋愛を求めるリアコオタクがいます。
リアコの方々は確実に我々よりもお金を落として、売上に貢献しています。彼らを納得させられるかどうかがアイドルとしての言動の基準ではないかと思うんです。
したがって禁止ルールを明確に作るかどうかに関しても単に運営や事務所のリスク管理の度合いなだけ。
結局はルールの有無に関わらず、アイドルとしてのキャリア・所属グループの雰囲気・ファン界隈の治安を本気で考えたときにリスクが高いことは回避したほうが無難だと思います。
恋愛どころか私の推しの中には結婚した子もいます。
中でも印象深かったのは二宮和也。
波乱がありすぎてさすがの私も面食らいました…
「このタイミングで、ファンの間で大事件になることはわかっていたのに、どうして独断で動いてしまったのか」という気持ちでいっぱいでした。
私は気にしないけど、気にするファンは絶対にいるのだから(しかも二宮担はロマンチストでリアコ多いので)それ前提で動いてほしかった。
私は大好きな彼にファンとグループを混乱させることをしてほしくなかったのです。
一人でいろんなフィールドで活躍してくれる二宮のことが今も変わらず毎日大好きですし、第二子誕生のニュースに対する反応を見ても最近はあの時のことを受け入れる風潮が強いなとも思いますが、私はもう二度とファンに同じ思いをさせるアイドルが出てほしくないと心から思っています。
推しが人生の転機を迎えるような時は、一点の曇りもなく心からお祝いさせてほしい!!私はちゃんと祝いたかった!!!悔しい!!🥲🥲🥲
ただそれだけです。
なのでこの記事を要約すると、
アイドルは、リアコ型のオタクや他メンのオタクが納得できないことはしないほうがいいと思う
て感じですかね…?
女性アイドルも男性アイドルも、色々条件は違いますが「夢を売っている」という点で同じです。
後悔しないように推したいです!🥹
多趣味オタクの推し音楽
歌詞解釈の話繋がりで思いついた話です。
多趣味なオタクなので私のウォークマンのプレイリストは結構面白いことになってます。
今続けてるジャンルはもちろん、過去好きだったアニソンやボカロ曲も…
ハロプロとジャニーズがサブスクを解禁しない限り私はしつこくこの私の歴史が詰まったウォークマンを使い続けようと決めています。
そんな中から私が落ち込んだ時に聴く、歌詞に励まされる曲BEST5を紹介します!(嵐は私にとって別格なので除外、できるだけいろんなジャンルからとるようにしました!)
🎵第5位
勇気100%/光GENJI
言わずと知れたNHKアニメ「忍たま乱太郎」オープニング曲です。
何かに行き詰まってる時とかにめっちゃ元気をもらえます。私は頭の中で考えすぎて苦しむタイプの人間なので、結局もう勇気出してがんばってやりきるしかないんだ!という気持ちにさせてくれるこの曲が好きです。いい意味でやっつけというか、一歩踏み出す勇気をくれる曲です。
2番サビの「まだ涙だけで終わる時じゃないだろう?」というフレーズが好きで、大事なのはこれからだ!という気分になります。
実は少年忍者サマパラ2021で歌詞が突然染みてきて泣いたんですよね。
キラキラしてて…儚い一瞬をこれからも大事にしようと思いました。
🎵第4位
轟轟戦隊ボウケンジャーのエンディング曲です。ヒーローソングはポジティブで前向きな言葉ばかりで、小さい頃に何気なく聴いていたからこそ大人になって色々経験して心をギュッと掴まれる…そういう味わいがあると思っています。
何気にスーパーヒーロータイム歴はアイドルオタク歴よりも長いので、昔の曲を聴いて懐古していることが日常的にあります。
この曲は歌詞はもちろんですが、各々がプレシャスのかけらを集めてあわせる映像もすごくいい。困難にぶちあたった時にオススメです。テレビバージョンでは流れない落ちサビはとにかくまっすぐでお気に入りです。
大人も子どもも生きとし生けるもの、みんな果てなき冒険スピリッツを持っています。
人生は冒険なのです。
🎵第3位
涙ッチ/モーニング娘。
HSPで涙が出やすいことに悩まされている私の心の支えになっている曲です。感情が高まった時は子どもみたいに泣いてもいいんだよと諭してくれるこの曲に何度励まされたか。
失敗したらちゃんと泣いて反省して次に生かせばいいだけだと教えてくれた曲でもあり、社会人になってからは特にすごく助けられました。アイドルの力ってすごいなぁ。
ところで「涙ッチ」てタイトルはどういう意味でしょうね?
個人的には、「いい意味での泣き虫」…具体的に言うと「無理せずちゃんと涙をこぼせる人」のことではないかと思っています。
「僕らみんないつか輝くSTAR 溢るる感情、抑えちゃならんのさー!」←カラオケで歌ってて絶対泣けてきます。
🎵第2位
ぼよよん行進曲/おかあさんといっしょ
アップテンポでたのしい曲です。
なんといってもサビのキャッチーなフレーズと振り付け。「ぼよよよーん!」なんてあんな子どもの耳に残るフレーズなかなかないですよ。それでいて大人がきくと子どもにちゃんとメッセージが伝わるように工夫された言葉選びに感動し、そのまっすぐさと力強さに涙が出そうになる曲です。
アイドルオタクの私が言うのはおかしいですが、最近の曲って英語使ったりするじゃないですか。やっぱり全世代にしっかり歌詞の意味が刺さるのは母語である日本語ならではだと思います。
全ての歌詞が刺さりまくるのですが、特に間奏の「歩け歩け歩け 進め進め進め」に鼓舞されます。単純だからこそですね。何気に子どもたちに一番伝わりやすい応援の言葉なのではないかと思います。
🎵第1位
ソラシド〜ねえねえ〜/Buono!
ハロプロのファンであればこの曲に救われた人も多いのではないでしょうか。
アイドルの中のアイドルとも言われた伝説のユニットBuono!の代表曲です。人生の困難と逃げたくなる気持ちを肯定し、ポジティブに軽やかに乗り越えようとする姿を音階に喩えています。
こういうテーマの曲って実際に人生に悩んでいる時は薄く軽くきこえるものですが、少なくとも私は彼女らが私たちのところまで降りてきてくれて心に寄り添ってくれてるかのように感じました。
サビの歌詞が不器用に生きている私たちそのもので、苦しんでいるのは自分1人じゃないんだと安心したんですよ。
「上手くやれるほど強くない 逃げてしまうほど弱くない」
「どうにかできるほど賢くない 傷つかないほど馬鹿じゃない」
「嫌なことあったら忘れたい 忘れるよりも抱きしめたい」
きっと作詞された方もすごく不器用で生きづらさを感じたことのある方なんだろうなと。こんな繊細な歌詞を思いつく才能を持った方を若くして失ったことが残念でならないです。
真面目な人ほど生きづらい世の中ですよね〜私もまだまだ若手と呼ばれる立場なので、自分のスキルの低さや顧客の心ない正直な言葉にヘコむこともあったりします。
私自身が他人にも自分にも厳しめの人間なので、顧客の心の中を勝手に想像して勝手に凹むとか日常茶飯事です。
自信もろくにないのにお仕事をやっていいのかとか、そのたびに自分の責務を果たせているのか悩んで考えたりします。
アイドルの新人は伸びしろと成長をあたたかく見守られますが、最初からプロの仕事を求められる世界では新人はただの「ハズレ」です。容赦ないですよね〜。自分もそう思うくせに、言われたら傷つくのが人間の不器用なところです。
私は運良く音楽や推しに出会えましたが、せっかく今は秋なので。
スポーツでも読書でも食べ物でも、みんな何かしら逃げられるものがあればいいなと思います。
V6 LIVE TOUR 2022(※幻覚)
先日、ソロアイドル・三宅健さんのライブ(京都公演)に行ってきました!
健くんは土日にやりたかったみたいだけど、平日休み勢にとっては水曜日が絶好のチャンスで、行けて本当によかったです☺️
井ノ原担の私はトニFC名義。3階席でした。席の傾斜が強く、予想してたより見やすくてびっくりしました…!
まず会場の雰囲気。
開演前に普通に喋ってるお客さんが多いことに驚きました。
直近で参加した現場が10月のハロプロ(正確にはM-line)だったので「やっぱ女性ファンておしゃべり好きだな」と実感しました。
ジャニの直近で言うと7月の少年忍者サマステはコロナ警戒でかなりシーンとしてたので、ああいう開演前のワクワク感が伝わってくる時間は久々でしたね〜
あと今回の公式ペンライトは押すと音が鳴るようになっていたので開場してから規制退場まで会場の至る所からプピプピきこえてくるのが面白かったです。
次に演出面。
ステージが…!舞台かと思いました…!全体が演劇で使うみたいな洋風の家?の部屋になっていて、大きな窓から照明の光が目一杯差し込めるようになっているんです(伝わらん…)。
曲によって健くんが踊れば美しい影ができたり、色を変えて時間の変化を表現したり。紗幕や鏡や映像を「そんな使い方するんだ!?!?」というような方法で使ったりして…計算し尽くされていたと思います。
衣装も全て健くんの長い手足や顔の小ささを活かすバチくそにかっこいいものでした。ありがとう、キマイラのお姐様方🙏。ファッションやデザインのことが何もわからないパーカー女の私ですら、パリコレ感というか、ハイセンスさを感じました。どれも三宅健というモデルを最高に活かした作品でした。
それから照明。V6コンサートといえば照明技術のすごさですが、今回のライブもめちゃくちゃ凝ってました。V6曲を歌う時にソロパートでメンカラのスポットライトが光るのとかあまりにも愛(LOVE)すぎませんか?ええええこんなんV6のコンサートじゃん…!!と大興奮してしまいました。幾何学模様や映像との融合もさすが…2022年もお変わりなく、変態照明を発揮していました。
よくハロヲタの知り合いに「ハロプロはもっとステージ演出に気を使ったらいいのに」と言うと、金を湯水の如く使う事務所とアップフロントを一緒にすんなよニワカが!と言いたげな目で「箱の大きさと資金潤沢さが違うから」と言われます。でも小さな箱でもこだわれるところはあると思うんだよなぁ〜今からでも私がUF転職するか〜(?)。
次にセトリ。ネタバレが全く気にならない(見た上でも現場で感動できる)タイプのオタクなので事前に確認して行きました。
1曲目にHELLO選んでくるのヲタク心理解釈がすごくない?とか、悲しいほどにア・イ・ド・ルが聴けたのとか、Wait for you、Full circleといった「V6が歌うことに大きな意味がある曲」を歌ってくれたのとか…
発売延期になったからと言ってもソロアルバムからたくさん楽曲出してくれても良かったろうに。ファンの気持ちに寄り添ってくれたんだな〜と、危うく五体投地しかけました。
解散や活動休止をしたグループの曲って当然だけど歌われなくなるんですよね…言い方はとても悪いんですが、ファンとしてはまるで「死んだ」ような意識になるんです。だからこそJr.グループがカバーしてくれたりすると「この曲にまだ命を吹き込んでくれてありがとう」と思ったりするんですけど…ご本人である健くんがV6の、しかも活動後期で披露機会の少なかったオシャレな曲をたくさんやってくれたのがとても嬉しかったです。やっぱご本人がやるのが一番楽曲が生き生きして聞こえてくる気がしますね!!!😊😊😊
あと個人的には最後の最後で私がV6沼に来たきっかけであるCrazy raysをやってくれてのが最高でした。なんというか、楽曲に血が通っている感じがしました…いつかは井ノ原くんの「突き刺さる瞳にアッペンダーン」が聴きたいという気持ちも高まりました。好き…
というか、もしかしたら実は三宅健1人でV6続けてるんかもしれん…三宅健のライブに来たつもりだったが実はV6の今年のツアーだったかもしれん…と思ったくらい何もかもがかなりV6のライブでした。最高。
ありがとう三宅健さん…円盤を待っています…他メンバーもソロコンやってほしい…行くからね
以上、レポ未満の率直な感想でした。
穏健派ジャニヲタの複雑な最近
優しいけどファンに一線を引いてくれる井ノ原くんが大好きです。
毎日ブログを更新してくれるのに、肝心なことは全く教えてくれないところとか!
いや〜びっくりしました。何がってもう色々ありすぎてどこから喋っていいかわかんないのですが…
タッキー退社てほんま何があったんや…社を愛し、ジャニー喜多川の遺志を継いだ人だったのに。色々考えはあると思いますが私は滝沢政治が正解だったと感じている人なので、SnowManがこれからジュリー管轄になることに不安しかないです。
そしてあろうことかアイランド後任が井ノ原快彦とは…三宅健・松本潤・堂本光一・大倉忠義などプロデュース業をやっているタレント達を差し置いて、トニの末っ子で狂気の風流人な自担がまさかタッキーの役目をやるなんて…今もまだ信じられないです。でも考えてみれば兆候はなくはなかったかぁ、とも思ったり。
①Jr.舞台を観劇
今年の少年たちとDREAM BOYS観に行ってて、なんでJr.と絡みないのに行ったんだろ〜☺️とか思ってたんですよね。
②忍者サマステセトリ
「お前がいる」をセトリに入れて夢を語る忍者たちを見てこんな古い井ノ原のソロ曲どこで知ったんwて呑気に思ってた頃に帰りたいです。
③忍者たちのフリートーク
織山黒田が井ノ原の名前を出してて、絡みないのにご本人のモノマネやるのとか勇気あるなぁ😅と思っていました。瀧の尊先が井ノ原くんに変わったのも実は気になってました。
それでも気づかないですよ…。衝撃でしたし、正直発表から数時間はずっと頭を抱えてました。
これから井ノ原くんはタッキーみたいにことあるごとに矢面に立たされ理不尽にJr.担に叩かれるのだろうか?タッキーみたいにいじられるのかな。社長業大変だろうに音楽もドラマも演技もやる時間あるだろうか?もし井ノ原くんのJr.育成の方針が自分の考えと合わなかったらどうしよう。忍者のデビューが井ノ原くんの判断にかかるようになるなんて…怖いなぁ。
この日は夜中3時半くらいまで起きてTwitterで喋ってしまいました。
井ノ原くん、既にJr.と面談をしているらしいですが、頼むから一旦私とも面談しておいてほしい(?)
こうなったからにはプロデューサーとしての井ノ原くんにも向き合っていきたいです。
「そう、やるしかねぇなぁ!!」
…と思っていたら、もう一つの発表ですよ…
他担ですが、あのキンプリを逃すなんてことあっていいのでしょうか?🥲
まぁ私自身は「グループの在り方」を考えた時に、誰かが辞めたくなっても支えて繋ぎとめて帰って来れる場所を作るのも一つ、誰が抜けてもファンのために残った人が存続させるのも一つ、綺麗な思い出にして全員が新しい道に進むのも一つだと思っています。
嵐やV6が異なる理由で異なる選択をしたように…他グループが脱退者の分もパワーアップしているように…どこも色々抱えてんだよね、きっと…
事情は外野があれこれ言っても良いことはないので今は憶測で触れません。(でもキンプる。好きです!録画して見てます!)
しかし、同時期?にタッキーともキンプリとも喧嘩してたっぽいジャニーズ事務所、普通に怖くないですか…?
とにかく見守るしかできませんが、私の推し達が心から頼れる大人が事務所にまだいますように。
推しのご家族が安心して推しの芸能生活を支えられますように。無力なヲタクは切に願っています。
嵐 台風ジェネレーション歌詞解釈
小説みたいな曲が好きです。
昔から歌詞を解釈するのは好きなのですがまとめる媒体がなく…Twitterで書くにしても長すぎるんです。
せっかくブログを始めたのでちゃんと自分の考えをまとめたいなと思って、やってみます。(著作権的なものを調べると、どうやらはてなブログは歌詞書いていいみたいですね!安心!)
今回ご紹介するのは嵐の『台風ジェネレーション-typhoon generation-』。2000年、3枚目シングルです。
小さい頃は最初のセリフ言うの恥ずかしい曲としか思ってなかった(ミニモニ。のファンが何言ってるん?)のですが、小学校高学年で「これって歌詞良すぎでは…?」とやっと気づきました。偏見で曲の解釈を始めたのはこの曲がきっかけです。
軽くまとめると、都会で暮らす男性が地元での青春時代の恋愛を振り返っている歌です。
それではスタート!
--------
「じゃあいってくる。あっ、さよならじゃないよね、また会えるから」
これが2人が交わした最後の言葉でした。
街を見下ろす丘からあの日僕らは何を見てた
やっと二人きりになれた 照れながらあの日
賑やかな卒業式の後、生まれ育った街が一望できる丘で恋人同士2人きり最後の時間を過ごしました。「あの日僕らは何を見てた」からは当時、彼と彼女がそれぞれ心で思っていたことが本当は合致していなかったことと、当時の彼はそのことに全く気づいていなかったことがわかりますね。
「明日の朝早く僕は上りの電車に乗るんだね」卒業の後の校舎小さく見つけた
え、明日?卒業式の次の日に上京って…よーく考えた結果がそれかい?「いよいよ明日上京かぁ」て実感してるようだけど、彼は寂しいというよりも心はもう新生活に向いていて、卒業後の校舎は過去のものみたいです。浮かれポンチ野郎め。
「行かないで」と一言つぶやいた君
あの時僕は見えない夢を抱いていた
ほらやっぱり、彼女我慢してるじゃん!!
見てるもの違うじゃん!!
「見えない夢」とはなんのことを表すのでしょうか。
おそらく「都会での生活」と「遠距離になる彼女との仲」の両立のことではないか?と思っています。両方とも見えてないのになぜそんなに自信があるのかは知りませんが。
「遠距離は寂しいから行かないで」という意味だと捉えた彼は本音を漏らした彼女にこんな言葉をかけます。
「離れていてもきっといつまでも君のことを思っているよ」
「きっと」「いつまでも」てなんやねん。やっぱなんかフワフワしてんな〜だからどこから来るねんその自信。遠距離の難しさわかってなさそう…。
と言った心が今さら疼いてたまらないよ
君にさよなら電話で告げた
過ぎてゆく季節の中に
会えない時間にも距離にも勝てない僕らがいた
遠距離はやはり厳しかったみたいですね。
気持ちが途切れたのは上京した彼の方でした。春から(どれくらいかわかりませんが)季節が変わるくらいはなんとか続いたようですが、「離れていてもきっといつまでも君のことを思っているよ」とか言ってたくせに直接会うこともなく電話で別れを告げました。
夢を見すぎていたことにやっと気づいたようです。やはり上京後の二人の関係はうまく行きませんでした。
ちなみにこの時点で彼は「僕ら」と複数形で言っていますが、物理的な距離が原因だと思っているとすればカレの独りよがりです。さらに数年後に彼女のことを振り返った2番の歌詞の中で、彼はやっとあの日あの丘で「彼女が見ていたもの」を理解します。
--------
彼女と別れて数年後
僕のコートの裏には君のセーターの色が残り
キスの時の香りが消えずにある
どこか大人びて見えた
あれは口紅のせいだって
今ならさまざまに思い当たることもあるが
1番の歌詞の数年後。あの時、あの丘で、彼女を抱きしめた時の記憶は現在も残っている。
大人になった今思うと、彼女は上京したら別れてしまうことがなんとなく予期できていたんじゃないか?だとしたらそれを覚悟して自分を送り出してくれた彼女は自分よりはるかに大人だったんじゃないか?とやっと気づくわけです。
そういえばあの日、彼女は少し大人っぽく見えた。いつもはしてない口紅のせいだと思っていたけれど、あれは彼女の覚悟の表れ。そう思うとあの日の彼女の言動の本当の意味に気付かされます。
片道の切符をふざけたフリで取り上げ
君は無理して妙にはしゃいでいた
未来ばかり見ていて、彼女が悩みながら無理をして自分に合わせていることに全く気づいていなかったのだ。ふざけていたんじゃなくて、この切符さえなければというのが彼女の本心だったんだ…
離れたらもうダメになるよと君が俯くの打ち消して
僕はコートで震えるその肩包み込んだ
こんなに笑顔思い出すのにそこで途切れてしまう君
忘れてしまっても忘れはしないよ胸のどこかが
いや気づかなかったんじゃない。夢の方ばかりに気持ちが傾いていて、彼女の「離れたらもうダメになるよ」という本音を見ないフリしてただ抱きしめていただけだったんだ。
どれほど自分のことを考えてくれていた子だったか今さら実感してしまった。
自分が別れを告げたんじゃない。あの丘ですでに自分は彼女のきもちを蔑ろにしていたのだ。なのに「また会えるから」とか言ってしまうなんて思い上がり過ぎだ…物理的な距離ではなく心の距離も考えるべきだった。この失恋は年をとっても忘れないだろう。
行かないでと一言つぶやいた君
あの時僕は見えない夢を抱いていた
夢のことで頭の中がいっぱいだったから、「(遠距離なんてうまくいかないし、別れることになるから)行かないで」という彼女の言葉の本当の意味に気づいていなかった
君にさよなら電話で告げた
過ぎてゆく季節の中に
会えない時間にも距離にも勝てない僕らがいた
彼女が予期していた通りになった。
街を見下ろす丘からあの日
君が見ていた何かを
この頃不意にわかった気がすることもあるよ
君に出会った君に恋した
その体の奥にずっと
君と見つめていた
景色が今でも流れている
こうなることが見えていたにも関わらず自分を送り出してくれた彼女にはとても感謝している。あの丘の日の思い出は今も大事に覚えている。
彼視点で話が進められる一方で彼女の健気さと強さが読み取れます。彼の性格的に遠距離はダメだろうな〜と心の中では思っているが、本当に好きだったからこそ気丈に振る舞って、夢を追ってほしいと送り出したんだなぁ…
それに対して関係が今まで通り続くと信じて疑わず、彼女が半ば諦めていることにも気づいてない彼。見ているものが違い過ぎますね。
なので「あの日僕らは何をみてた」なんでしょうね〜
彼が見ていたものは都会での明るい生活。
彼女が見ていたものは遠距離での心のすれ違いだった。
--------
以上です。長くなりましたが、こういう内容じゃないかな〜と思っています。
この曲の彼女は別れることが予期できていても遠距離を選びましたが、正解だなぁ。だって人の夢についていくと苦労しそう。モーニング娘。の『しょうがない夢追い人』という楽曲の歌詞がその良い例だと思うので、よければ併せて聴いてみてくださいね。
自分の考えをその場の勢いで整理しただけなので偏った見方だらけかもしれませんがまた気が向いたらこういうのやりたいです。