もしもケチ人間が推し活をやったら
「年間のオタ活でお金どれだけかかってるんですか?」と訊かれることがあります。
大体いつも「うーん…わからないです〜」と答えるのですが、お金がかかりすぎててわからないというよりも、単純に考えるのがめんどくさかっただけなので、今回しっかり考えてみることにしました。
以下は1グループにつき、年間多くてどれだけのお金がかかるかを概算で示したものです。
①シングル1500円×全形態(3形態)×3回=13500円
②アルバム3000円×全形態(2形態)=6000円
③ツアーグッズ15000円
④公式オフショ=計13000円
⑤ツアー1公演と交通費10000円
⑥ツアー円盤8000円×全形態(2形態)=16000円
⑦雑誌(PDW3誌)×12ヶ月=36000円
⑧FC会費4000円
⑨諸経費(舞台、個展、それに伴う遠征費など)50000円
結果
年間約180000円
ざっとこんなもんかなぁと思います。
ツアーのない年もあったし、発売物も必ずこの周期で出てるわけではないし、そもそもライブが当たらないグループもあるので本当に概算ですが…均等割りすると月15000円くらい。
しかも掛け持ちといっても現在はほぼSnowManとJr.だけ(+ハロプロのコンサート年2公演くらい?)でコロナ禍でもあるので、今の全グループ合計費用総額は年間20万円もいかないんじゃないでしょうか…。
そう。実は私は自分で言うのもアレですが、グループ掛け持ち社会人オタク史上最も財布の紐が固い人間の一人だと思っています。
嵐ファンをそれなりにやってきて培った力の一つが「潔く諦める」です。
具体的には「1名義で外れたらそれ以上求めない。」
客席が埋まった会場を推しに見てもらうことが目的なので、自分が参加できるかどうかはさほど重要ではないんです(もちろん参加できるに越したことはないですが)。
デビュー組であればいずれ円盤も出るし、応募自体も「ハズレがデフォ。当たったら奇跡」くらいの気持ちでいるととても楽です。
というかせっかく現場当たってもどうせ認知やレスを求めない地蔵なので在宅が自分に合ってるだけかもしれません…
したがって、転売はもちろん、多名義さんとは考えが合わないことが多いです。
もう一つ培った力には「本当に必要なものだけを購入する」が挙げられます。
例えば、映画はいずれ配信で見られそうだから基本的に行きません(すみません)…
ツアーグッズも毎年バッグとクリアファイルと変わり種のみと決めています。
昔は小遣い制度じゃなかったうえに家族の理解をあまり得られていなかったので、高校まではシングルもアルバムも買わず、CDはTSUTAYA様のレンタルにお世話になっていました。
アクスタも飾るところがないうえに普段家から出ないからいらん…
こういう背景で守銭奴オタクが誕生したわけです。
スノ担をやり始めてギャップを感じたのがまさにこのお金事情です。ここはとにかくすごく金をつかう人が多い。
デビュー時とかびっくりした。「積みすぎだろ!?」と思いました。積むのが正義、積まないのは悪だという雰囲気が確実にありましたね。
「ミリオンいきたい」「初をとらせてあげたい」のはわかる。でも1人が何枚も買った結果の記録に大きな魅力があるでしょうか?
太客が多いことを企業とかテレビ局にアピールはできると思いますが…
長く太い国民的なグループに成長するためには1人ずつ×100枚よりも1枚ずつ×100人買う方がグループの世間浸透への道としては良いのでは!?!?と当時悩んだものです…そしてその考えの根本は今も変わりません。
しかし、このスノ担達の『愛』のおかげかSnowManはみるみる成長を遂げ、その魅力を持ってして実力の売り上げを出せるようになってきました。
今やCDを気合いいれて積んでる人は数える程度しかいないのに売り上げは鰻登りですよね。
バラエティにドラマにモデルに…メンバー各々が活躍するフィールドを持てているからだと思います。入り口がいっぱいあるなぁ。
最近はティファニーに靴に物件と、スポンサーが高級商品を扱ってる場合が増えてきたので、消費者意識が高いファンが売上に貢献しようとして財布事情に困っているのも見るようになりました。
各々の応援スタイルがあっていいと思う前提で言いたいのですが、
自分の生活や気持ちを圧迫してまでやるオタ活ほどしんどいものはないです。
無理して身を削ってお金捻出してオタ活してると、(考えたくはないですが…)万が一推しに裏切られたと感じるようなことが起こった時に、それまでかけた愛は憎悪に変わります。大きければ大きいほど怖いのです。
なので、嵐担で声優や歌い手も通ってきたお姉さんとの約束だ!
どれだけ信用していても私達が見ているのは「表」。
誰にでも裏の心があるように、推しにも裏があることを想定して、お金を出すかどうかを自分が決める
オタクは夢を見させてもらうだけのように見えて、誰よりも現実をわかっておかないといけないのです。
なので、扶養下にある学生の皆さんは特に金銭面で無理しなくていいと思います。
社会人の中で余裕がある人があなたたちの分も買ってくれるから。自分を大事に!
推しにたくさんお金を使いたい学生さんは将来たくさん稼げるように進路を広げる方が近道だと思います。
自分で稼いだお金で買う重みは病みつきですよ〜!
そんな私はお金をあまり出さないかわりにこんなことを人よりもしています。
喋るより文章にするのが得意(INFJを地で行くオタク)なので、読者アンケートや番組出演時にお礼のメールを出す。
雑誌普通に買って切手代さえ払えば自分の声が直接届くってとても合理的なので好きです。
若い方や、金銭面で推し方に悩んでいる方は、とにかく無理しない!!を基本にして一緒に末永く楽しいオタ活をやりましょう!まだまだ先は長い!!✌️