HSPのオタクが就活する①
今回は三つの記事に分かれます。
しかも趣味関係なしの記事です。(初めて?)
絵が描けたら漫画にするんだけどな〜と思うような話ですが、文章で。
対戦よろしくお願いします。
こんな私でも現在なんとか人並みに正社員として働いていて、
実は自分の部署のなかではアルバイト管理の担当者にもなっています。
そして今大学生さんたちは…特に就活学年の方がとても忙しいらしく、とにかくシフトに入ってくれないんですよね。
就活と聞いて思い出した自分の苦い話があったので、
私の困難について、生きづらさを記録しておこうと思いました。
HSPって知ってますか?
このブログで何度か少しだけ書いています。
私が自認した頃に比べると、最近よく耳にするようになった気もがするので
知っている方もいらっしゃるかもしれません。
ざっくり説明するならば、
「傷つきやすい繊細な心を持ってる人」
って感じです。
人口の2割程度が当てはまると言われている気質なので珍しいわけでもなんでもないし、
自分だけが苦しんでいるわけでもないのですが、
私は小さい頃から多分これで勝手に生きづらく感じてきました。
涙脆いとか泣き虫という自覚はあったのですが…
人よりそれが過度じゃないか?と気づいたのが中1の頃です。
英語暗唱大会という、全クラスの代表者1名を決めて全校生徒の前で各々が暗唱した英語を流暢に披露する学校行事があったんですね。
大会前の予選として、クラス内で全員が次々と3分くらいの英文を誦じるんです。
真面目な私も教壇に立ちました。
が、しかし。
その瞬間、緊張で声が出ず、頭が真っ白になってそのまま持ち時間が終わりました。
出てきたのは英文ではなく涙と鼻水と嗚咽のみ。
自分でもなぜそこまで泣くのか…
ちゃんと練習したのに…
なんで声が出なかったんだろう…悔しい…
この瞬間が
「自分はおかしいのかもしれない…」
と思った一番最初だったと記憶しています。
その後。
学校の二者面談でも特に怒られていないのに涙、鼻水、嗚咽。
まともな会話ができなくなることがわかりました。
受け答えすらできない自分が情けなくて、
子どもみたいに泣いてるだけで…
オロオロしてる担任に優しく慰められてる自分がダサくて、
「泣かせてしまった」と相手に思わせてるのが申し訳なくて仕方なかったです。
高校生になってようやく
「人前に出たり、自分が心の奥底で思っている本音を人に伝えようとすると涙が出るのだ」
と気づきました。
このままでは生きていけない。
二者面談で泣いてるようじゃバイトの面接すら受からないし、就職なんてもってのほかだろう…
本気で悩んだ私は「涙腺 切除」とかで検索したりもしました。
今考えると「こいつ、さてはアホだな?」と思うのですが、
当時の私にとっては死活問題なのです。
音酔い。共感。情報が多すぎるときの眩暈。1人になりたい。注目されると何もできない。頭の中で考えすぎ。人の心が仕草で読める。
全部当てはまる…
自分だけじゃないのか…!!
苦節5年。こうして「HSP」という概念に出会えたのでした。
その後もなんとかバイトに受かり(私のことを昔からよく知っている人の元で大学4年間働いていました)、
昇給面接のたびに涙を流して上司を困らせながら生きていました。
そして20歳。
ついに現れる大きな壁。
就 職 活 動。
「涙、止まらないっわぁ〜♪」どころではない私が就活をどう乗り切ったのか。
次回に続きます。